現地では全く見れなかった線刻模様!
古墳巡りを始めて間もない2016年10月末に訪れた浦山古墳。当時は横穴式石室、横口式石棺などの区別もよくわかっていなかった頃の訪問で、横穴式石室のはずの浦山古墳なのになぜ、上から入るのかと思ったものでした。その後、数多くの横穴式石室が残る古墳を訪れるにつれ凡そ次のように類型化できることがわかってきました。 第一は墳丘が残り石室が築造当時に近い状況で開口しているもの(復元のものも含む)、第二は墳丘は残っているものの石室は自然災害や盗掘などにより損傷しているが入室は可能、第三は墳丘の封土の多くが流失し石室のみがかろうじて残されているものです。これらの中には、特に第一、第二類型では石棺など埋葬施設が残るものもあります。そして第二の類型の中には、開口部近くが土砂で埋まり天井石の一部から石室内に入室というものあり、今回の浦山古墳はその一例です。
実はこうした横穴式石室を天井石を外した状態で、上から覗き込む古墳は全国的にみるといくつもあります。例えば、大阪府茨木市の真龍寺古墳などその典型例です(クリック)。天井石は分厚く巨大な場合が多く、他の目的で再利用が可能な例が多かったからだと思われます。盗掘者も、大した副葬品が確認できなかったなら、せめて天井石だけでもと思ったのかもしれません。。 今回の浦山古墳は小規模な横穴式石室を埋葬施設とする帆立貝形前方後円墳ですが、おそらく盗掘者が後円部頂上から埋葬施設をこじ開けたと思われますが、横穴式石室の天井石が露出し、その中の横口式石棺が我々の目に触れるようになっています。小型といっても本当に小型の横穴式石室(長さ2.8m、幅1.5m、高さ2.0m)に、ぎりぎりいっぱいに横口式石棺(棺身 長さ1.80m、幅:0.8m、高さ1.0mいずれも内法)が置かれています。
こんなに窮屈な横穴式石室と石棺の関係はあまり記憶にありません。その石室、奥壁、側壁ともに小型の割石を丁寧に積み朱が塗られていて、今回の動画でも確認できます。そして、石棺内部には、線刻によって鍵手文や同心円文が描かれています。これは再編集しながら、声をあげました。というのも、現地では真っ暗な中、ヘッドランプを頼りに、ほとんどあてずっぽうに撮影していて、最初のアップの際には、線刻模様はおぼろげながらという程度にしか確認できなかったからです。それがどうでしょう。くっきりはっきりと見えています。Power Director 365というソフトの技術の高さに驚かされました。より詳細な古墳自身の説明は初回ブログをご覧ください(クリック)。なお現在(2026年5月)では残念ですが石室内には入れないれないようで、上からの見学に留まるようです(撮影2016年10月末)。



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古墳巡りを始めて間もない2016年10月末に訪れた浦山古墳。当時は横穴式石室、横口式石棺などの区別もよくわかっていなかった頃の訪問で、横穴式石室のはずの浦山古墳なのになぜ、上から入るのかと思ったものでした。その後、数多くの横穴式石室が残る古墳を訪れるにつれ凡そ次のように類型化できることがわかってきました。 第一は墳丘が残り石室が築造当時に近い状況で開口しているもの(復元のものも含む)、第二は墳丘は残っているものの石室は自然災害や盗掘などにより損傷しているが入室は可能、第三は墳丘の封土の多くが流失し石室のみがかろうじて残されているものです。これらの中には、特に第一、第二類型では石棺など埋葬施設が残るものもあります。そして第二の類型の中には、開口部近くが土砂で埋まり天井石の一部から石室内に入室というものあり、今回の浦山古墳はその一例です。
実はこうした横穴式石室を天井石を外した状態で、上から覗き込む古墳は全国的にみるといくつもあります。例えば、大阪府茨木市の真龍寺古墳などその典型例です(クリック)。天井石は分厚く巨大な場合が多く、他の目的で再利用が可能な例が多かったからだと思われます。盗掘者も、大した副葬品が確認できなかったなら、せめて天井石だけでもと思ったのかもしれません。。 今回の浦山古墳は小規模な横穴式石室を埋葬施設とする帆立貝形前方後円墳ですが、おそらく盗掘者が後円部頂上から埋葬施設をこじ開けたと思われますが、横穴式石室の天井石が露出し、その中の横口式石棺が我々の目に触れるようになっています。小型といっても本当に小型の横穴式石室(長さ2.8m、幅1.5m、高さ2.0m)に、ぎりぎりいっぱいに横口式石棺(棺身 長さ1.80m、幅:0.8m、高さ1.0mいずれも内法)が置かれています。
こんなに窮屈な横穴式石室と石棺の関係はあまり記憶にありません。その石室、奥壁、側壁ともに小型の割石を丁寧に積み朱が塗られていて、今回の動画でも確認できます。そして、石棺内部には、線刻によって鍵手文や同心円文が描かれています。これは再編集しながら、声をあげました。というのも、現地では真っ暗な中、ヘッドランプを頼りに、ほとんどあてずっぽうに撮影していて、最初のアップの際には、線刻模様はおぼろげながらという程度にしか確認できなかったからです。それがどうでしょう。くっきりはっきりと見えています。Power Director 365というソフトの技術の高さに驚かされました。より詳細な古墳自身の説明は初回ブログをご覧ください(クリック)。なお現在(2026年5月)では残念ですが石室内には入れないれないようで、上からの見学に留まるようです(撮影2016年10月末)。



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