藪塚温泉の突き当りに堂々とした石室が迎えてくれます!
横穴式石室というと、開口部が土砂で埋もれていることも少なくないなかで、この北山古墳、大きな口を開けて迎えてくれます。そして、何度みても、その堂々とした構えにほれぼれとしてしまいます。その理由は、おそらく、使用されている切石のカットの仕方にあるのではないかと思いました。部厚い石材は、ボックス状なのです。くねくねとした藪塚温泉の細い道を登っていくと、視界が急に開け、古墳のある山裾が見えてきます。この視覚効果も、この古墳の見栄えと関係があるに違いありません。おそらく、この横穴式石室が、住宅地のド真ん中にあったとしたら、まったく違った印象になったのではと思いました。
そう考えていたら考古学者、右島和夫さんが「群馬の古墳物語」(上毛新聞社、2018)に興味深いことを書いていました。「やや人里離れたところに独立するあり方は、7世紀の有力古墳にあるところで高崎市山上古墳(山ノ上)(クリック)(初期のアップのため動画が稚拙です)、渋川市金井古墳等に類例を求めることができる。奈良・大阪に行くと、同機の有力古墳に多くの類例を確認することができるので、その影響を強く受けたものと考えられる」のだそうです。 なるほどと思いました。このブログで紹介してきた奈良の古墳の中には、そうした角度から造られた後期後半から終末期の古墳がたしかにあります。ただ、古墳築造時と様相が異なっているので2例だけ挙げておきます。一つは桜井市の越塚古墳(クリック)、もう一つは奈良市の池ノ谷1号墳(クリック)。なお初回アップの際のブログはこちらです(クリック)。北山古墳自体の説明はここに詳しいです(撮影2020年4月中旬)。



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横穴式石室というと、開口部が土砂で埋もれていることも少なくないなかで、この北山古墳、大きな口を開けて迎えてくれます。そして、何度みても、その堂々とした構えにほれぼれとしてしまいます。その理由は、おそらく、使用されている切石のカットの仕方にあるのではないかと思いました。部厚い石材は、ボックス状なのです。くねくねとした藪塚温泉の細い道を登っていくと、視界が急に開け、古墳のある山裾が見えてきます。この視覚効果も、この古墳の見栄えと関係があるに違いありません。おそらく、この横穴式石室が、住宅地のド真ん中にあったとしたら、まったく違った印象になったのではと思いました。
そう考えていたら考古学者、右島和夫さんが「群馬の古墳物語」(上毛新聞社、2018)に興味深いことを書いていました。「やや人里離れたところに独立するあり方は、7世紀の有力古墳にあるところで高崎市山上古墳(山ノ上)(クリック)(初期のアップのため動画が稚拙です)、渋川市金井古墳等に類例を求めることができる。奈良・大阪に行くと、同機の有力古墳に多くの類例を確認することができるので、その影響を強く受けたものと考えられる」のだそうです。 なるほどと思いました。このブログで紹介してきた奈良の古墳の中には、そうした角度から造られた後期後半から終末期の古墳がたしかにあります。ただ、古墳築造時と様相が異なっているので2例だけ挙げておきます。一つは桜井市の越塚古墳(クリック)、もう一つは奈良市の池ノ谷1号墳(クリック)。なお初回アップの際のブログはこちらです(クリック)。北山古墳自体の説明はここに詳しいです(撮影2020年4月中旬)。



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