意外性という点でトップの横穴式石室!
烏土塚古墳(クリック)を訪ねたなら、僅か西へ6-700mのところにある柿塚古墳に寄らないなんてもったいないと思います。史跡指定はされていませんが、古墳探索の醍醐味。未知の領域に触れるという点では、見学用にきちんと整備された烏土塚古墳や西宮古墳よりもお勧めです。 現状は造られた時の環境は大きく異なっているようで、石室の開口する南側は、大きく削平されていて柿畑ならぬブドウ畑が広がっています。そのため、開口部にはブドウ畑側から上ることは難しく、断崖にへばりつくように、墳丘上部から開口部へ下る必要があります。足をとられないように慎重に・・・。そして、開口部(羨道の途中)から滑り込むように入室すると、あっけにとられました。まるで違う世界が広がっていたからです。高さ3.2m とありますが、土砂の堆積を考えると、もっと高いにちがいありません。全体に、中型から大型の石材による多段積みで、持送りが急です。ということは横穴式石室としては、早い段階の6C初頭に造られたと考えられています。そして天井に近づくにつれ石材が大型化していることが特徴です。普通は、下が大きくて、上にいくにつれ小型になるような気がします。奥壁に沿って箱式石棺が確認できます。
造られた時期が異なるので正確な比較はできませんが烏土塚古墳(6C央)は組合せ式でも家形石棺、他方、柿塚古墳は箱式石棺ですから、葬られた人物はヤマト王権からみれば宇土塚古墳のほうが上位ランクということになります(そもそも烏土塚古墳は前方後円墳なので、それだけでも円墳の柿塚古墳よりは上)。なお、柿塚古墳の現在確認できる箱式石棺の羨道寄りにスペースがあるので、ここに石棺がもう一つあったのではないかとも考えられています。墳丘に埴輪はなく、副葬品も確認されていないようで残念です(撮影、2021年2月後半)。




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烏土塚古墳(クリック)を訪ねたなら、僅か西へ6-700mのところにある柿塚古墳に寄らないなんてもったいないと思います。史跡指定はされていませんが、古墳探索の醍醐味。未知の領域に触れるという点では、見学用にきちんと整備された烏土塚古墳や西宮古墳よりもお勧めです。 現状は造られた時の環境は大きく異なっているようで、石室の開口する南側は、大きく削平されていて柿畑ならぬブドウ畑が広がっています。そのため、開口部にはブドウ畑側から上ることは難しく、断崖にへばりつくように、墳丘上部から開口部へ下る必要があります。足をとられないように慎重に・・・。そして、開口部(羨道の途中)から滑り込むように入室すると、あっけにとられました。まるで違う世界が広がっていたからです。高さ3.2m とありますが、土砂の堆積を考えると、もっと高いにちがいありません。全体に、中型から大型の石材による多段積みで、持送りが急です。ということは横穴式石室としては、早い段階の6C初頭に造られたと考えられています。そして天井に近づくにつれ石材が大型化していることが特徴です。普通は、下が大きくて、上にいくにつれ小型になるような気がします。奥壁に沿って箱式石棺が確認できます。
造られた時期が異なるので正確な比較はできませんが烏土塚古墳(6C央)は組合せ式でも家形石棺、他方、柿塚古墳は箱式石棺ですから、葬られた人物はヤマト王権からみれば宇土塚古墳のほうが上位ランクということになります(そもそも烏土塚古墳は前方後円墳なので、それだけでも円墳の柿塚古墳よりは上)。なお、柿塚古墳の現在確認できる箱式石棺の羨道寄りにスペースがあるので、ここに石棺がもう一つあったのではないかとも考えられています。墳丘に埴輪はなく、副葬品も確認されていないようで残念です(撮影、2021年2月後半)。




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