狭小の開口部に潜り8.3m の羨道を進むとなんと巨大な玄室が
JR小浜線の新平野駅からタクシーで10分ほど。田んぼを突っ切るようにして山懐にある加茂神社に向かいます。参詣客用の駐車場で下してもらいあとは、なかなか見つけにくいという古墳に向かうことに。周囲は稲刈りが終わった田んぼに名残の紅葉が映え、なんとも美しい光景です。 事前に小浜市の文化財担当の方に電話で確認した際に、教えてもらった道順どおりに進むと、なんと、動画冒頭にある神社への道のりの途中に、古墳の石室開口部がのぞいているではありませんか。古墳踏査の最大の難関は場所の特定です。場所さえわかれば、入室の困難さの程度はあれ、目的はほぼ達成されたといってよいと考えています。それほど、見つけることが難しいのです。時に昼の12時23分。ほぼ始発の新幹線に乗ってここまで来た甲斐があるというものです。
とるものもとりあえず長さ12.5mの石室に潜ることにしました。ご覧のように上から見るとかなりの狭さですが、奈良県桜井市の赤坂天王山古墳や葛城市の●●古墳に比べればはるかに楽そう。匍匐前進の必要もなさそうです。長さ8m強と、羨道の高さが案外あるのです。それはともかく羨道の先には玄室の奥壁が見えてきました。驚いたのは羨道と玄室の境にある玄門上のまぐさ石の巨大さです。玄室に入って改めてその点を確認することになります。 重厚な袖石をとおり抜けて天井方向に目を向けると、なかなかその頂点が視野に入りません。高いのです。実際には3.76mですから、びっくりするような高さではないにも関わらず、理由はわかりませんが広大な空間を感じさせる玄室でした。動画でその雰囲気が伝わるでしょうか。 奥壁に立つとやはりまぐさ石の巨大さに印象付けられます。かりにこれほどまぐさ石が大きくなければ、玄室全体の印象はだいぶ異なっていたのではないかと思います。明瞭な両袖式の玄室で、狭い羨道幅がより玄室の空間を立体的にみせています。 訪問して本当によかったなと思える石室でした。このあと近くの加茂神社北古墳に向かうことになります(撮影2021年11月29日)。


にほんブログ村
JR小浜線の新平野駅からタクシーで10分ほど。田んぼを突っ切るようにして山懐にある加茂神社に向かいます。参詣客用の駐車場で下してもらいあとは、なかなか見つけにくいという古墳に向かうことに。周囲は稲刈りが終わった田んぼに名残の紅葉が映え、なんとも美しい光景です。 事前に小浜市の文化財担当の方に電話で確認した際に、教えてもらった道順どおりに進むと、なんと、動画冒頭にある神社への道のりの途中に、古墳の石室開口部がのぞいているではありませんか。古墳踏査の最大の難関は場所の特定です。場所さえわかれば、入室の困難さの程度はあれ、目的はほぼ達成されたといってよいと考えています。それほど、見つけることが難しいのです。時に昼の12時23分。ほぼ始発の新幹線に乗ってここまで来た甲斐があるというものです。
とるものもとりあえず長さ12.5mの石室に潜ることにしました。ご覧のように上から見るとかなりの狭さですが、奈良県桜井市の赤坂天王山古墳や葛城市の●●古墳に比べればはるかに楽そう。匍匐前進の必要もなさそうです。長さ8m強と、羨道の高さが案外あるのです。それはともかく羨道の先には玄室の奥壁が見えてきました。驚いたのは羨道と玄室の境にある玄門上のまぐさ石の巨大さです。玄室に入って改めてその点を確認することになります。 重厚な袖石をとおり抜けて天井方向に目を向けると、なかなかその頂点が視野に入りません。高いのです。実際には3.76mですから、びっくりするような高さではないにも関わらず、理由はわかりませんが広大な空間を感じさせる玄室でした。動画でその雰囲気が伝わるでしょうか。 奥壁に立つとやはりまぐさ石の巨大さに印象付けられます。かりにこれほどまぐさ石が大きくなければ、玄室全体の印象はだいぶ異なっていたのではないかと思います。明瞭な両袖式の玄室で、狭い羨道幅がより玄室の空間を立体的にみせています。 訪問して本当によかったなと思える石室でした。このあと近くの加茂神社北古墳に向かうことになります(撮影2021年11月29日)。


にほんブログ村
