行く手を阻む土砂の先には見事な石室!
 リニューアル版を作成しながら気が付いたのは、今回の5号墳よりも、さらに開口部が狭い4号墳は両袖式、こちらは右片袖式。ということは、こちらのほうが時代的にやや古いということなのでしょうか。全体に4号墳よりも二回りほど小ぶりな印象です。実際にデータ上でも5号墳は長さ約9m、4号墳は約10m。玄室幅も2.25m に対して3.3mと差は広がります。明らかに5号墳の被葬者のほうが格が上なのでしょう。 現地を訪れた時は、時間を気にしながら撮影に夢中で気が付かなかったことが、こうして動画にすると、色々見えてきて面白いですね。
 ご承知の方もいるかと思いますが、二回現地を訪れています。一回目は、ヘッドランプが作動せず光量不足。二回目は雪に見舞われ、古墳に近づくのに苦労。その様子は先ほど触れた盟主墳と思われる4号墳(クリック)の動画でご覧ください。今回の5号墳の動画は、開口部は一回目の撮影時のもの、石室内は二回目の訪問時の撮影です。
 築かれたところのおさらいです。吉野の山々が遠くに見える標高300mの高台に平坦面を造り、今回の5号墳、両隣に6号、4号墳と並んで築かれています。動画のサムネイルをみると、5号墳の開口部、わりと広そうに見えますが、それは最初だけ。積もった土砂が行く手を阻み、撮影どころではありません。おそらく閉塞石がこの下には残っているのではないでしょうか。羨道の長さは4.35m ですから、それほどの距離ではなく、ヘッドランプの先には玄室奥壁が、わりと早くから見えます。多段積みです。そして、右片袖式であることもすぐにわかります。大変さという点では隣の4号墳が上回りますが、持送りの効いた玄室はなかなかのものです。今回、リニューアル版作成にあたり、照度の低さを中心に改善を試みました。うまくいっていると良いのですが。なお古墳詳細を含めた記述は初回アップの際のブログをご覧ください(クリック)。 撮影(2021年2月中旬)。 PNG 山口千塚5号墳石室イメージ図
PNG 山口千塚5号墳3D所在地マップ
PNG 山口千塚5号墳所在地マップ
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