幅が狭くて長い石室に朱が残る刳り抜き式家形石棺!  
 いきなりですが、この古墳名称は「しんみややまこふん」ではなく、「しんぐうやま古墳」です。現在の所有者の方のお名前から来ているそうです。自分にとり、この古墳のことはよく覚えています。横穴式石室についての知識のないままに、大型前方後円墳の室宮山を見学した後、国道309号をひたすら青空の下を歩きほぼ1時間。ようやくたどり着いたのが昨日のようです。今から10年前の11月初旬のことです。近くに行くと、親切な道標がいくつもあり、迷うことはありませんでした。室宮山古墳で見学した南石室(こちらは竪穴式石室)があまりに窮屈だったので、今度の横穴式石室もどうなのだろうかと不安いっぱい。  
 そして到着した石室。心配は杞憂に終わりました。屈めばようやく歩けるという程度でしたが、長さ7.3m 高さ1.4m の羨道の先に、短辺を開口部に向けた家形石棺が見えてきました。もっとも動画後半でわかると思いますが、この石室の土砂、思った以上に積もっていました。家形石棺の奥には、もう一つの石棺の側壁と思われる石材が2枚残っていました。 天井は3mとさほど高くはないので、2基もの石棺が入るとかなり窮屈です。横穴式石室は竪穴式石室と違い複数埋葬が想定されているので2基あってもおかしくはないのですが、それにしても狭いですね。どうやっていれたのでしょう。  その家形石棺を奥壁寄りのもう一つの石棺側に立ち、盗掘孔から覗き込むと朱が鮮やかに残っていました。邪悪なものを遠ざけるために塗布する朱。しかし、よく考えるとどういう手順で、この朱を塗ったのでしょうね。ご遺体を入れてから、それとも、先に朱を塗ったのか知りたいですね。この興味深い石室は、2026年5月現在入室はできないようです。残念です。以前アップした際のブログはこちらです(クリック)。(撮影2016年11月初旬)。 PNG 新宮山古墳石室イメージ図
PNG 新宮山古墳3D所在地マップ
PNG 新宮山古墳 所在地マップ
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