熊本地震にも耐え抜いた日本一のドーム型石室!  
 二軒小屋古墳周辺の熊本市西区では熊本地震の際に最大震度6強を記録しました。東側の益城町の最大震度7強に比べれば揺れはひどくなかったかもしれませんが、東京で経験した震度5弱(東日本大震災)の揺れでも、相当なものでした。熊本城の石垣が大きく崩れたのはよく知られています。なのに、二軒小屋古墳石室にほとんど被害が出なかったというのは、震源からはやや遠いという運だけだったのでしょうか。そうではなくて、いかに工人たちの技術力が高かった証拠ではないでしょうか。
 同じドーム型の玄室壁面に線刻模様が彫られていることで知られる井寺古墳(国指定史跡)は、墳丘に亀裂が走り、石室内も石材が落下、見学できる見通しはたっていません(2026年3月末現在)(マップをご覧頂きながら両古墳の位置関係をご確認ください)。井寺古墳のある嘉島町も二軒小屋古墳のある熊本市西区と同じ震度6強でした。素人の単なる感想ですが、写真でみる限り、ドーム状にせり上がっている側壁の石積みは、二軒小屋古墳よりも丁寧なぐらいです。なのに崩れてしまった。こうなると技術力だけでなく、活断層の近くかどうかなど立地が大きく影響しているはずで、運命としか言いようがありません。その二軒小屋古墳、専門家(考古学者)の観察では、部分的に石材が落下しているそうです(日本考古学協会HP)。改めて動画を見返してみてもよく分かりませんでしたが、ドーム状(穹窿式)に積み上げた割石がバラバラと落下しなかったことは事実です。リニューアル版を作成していてあらためて、その技術力と運のよさに驚いています。このスバラシイ古墳が史跡指定を受けていないというのは残念でなりません。初回ブログはこちらです(クリック)。 PNG  二軒小屋古墳石室イメージ図 リニューアル版
PNG 3D二軒小屋古墳所在地マップ
PNG 二軒小屋古墳と井寺古墳 ともに6強本震
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