2025年の夏以降北海道、秋田、岩手、山形、新潟、群馬等列島各地で、クマが人間の生活圏に頻繁に出没し、人的被害も毎日のように報告されています。古墳巡りではツキノワグマの生息地北海道には行きませんし、前方後円墳の北限は岩手県の奥州市の角塚(つのづか)古墳。ただ、この古墳、飛地のようにポツンとあり、その周辺に動画の撮影に相応しい訪ねるべき古墳はないので(失礼)、東北では宮城県が古墳巡りの北限になります。その宮城県でも山地だけでなく市街地でも今年は頻繁に目撃情報があり、人的被害も生じています。
古墳巡りは、基本的にクマが冬眠に入っている冬場に行っていますが、これまで訪ねたところでも、事前に十分注意してくださいと言われビビりながら決行したところが何か所かあります。長野市の公園として整備された大室古墳群では、大ボリュームで携帯ラジオを鳴らしながら歩きましたが、途中で木々の伐採をしている作業員の方に、見かけたことはないと聞き安心したこともあります。ただ、今年は7月にこの付近でもクマの目撃情報があったようです。
他方、ドキドキしながら動画撮影をしたのは、兵庫県の養父市の禁裡塚古墳、塚山古墳等大型の古墳で知られる大藪古墳群。少々足を延ばして、その北側の群集墳に向かいましたが、イノシシ除けのフェンスの鍵を外して駆け足で歩いた時には生きた心地がしませんでした。石川県中能登町にある2基の大型前方後円墳と前方後方墳からなる雨の宮古墳を訪ねた際には、事前にクマ出没の情報があったために、ガイダンス施設の方と一緒に歩きました。
これだけクマが頻繁に出没すると今では藪に覆われているところも多い群集墳を歩くことはとても無理そうです。となるとツキノワグマが生息していない九州、生息していても数が少なく出会う可能性の低い山口県や四国で古墳を訪ねるということになるでしょうか。






