アクセス容易なのに長さ14mの石室が完存
播但線、おそらく古墳踏査を始めなければ、その名を知ることもなかったでしょう。ところが、 播但線沿いに結構数多くの古墳が眠っていることがわかり、何度か利用しています。古墳踏査の面白さの一つは、私のように基本、公共交通機関で古墳近くまで行き、歩くというスタイルをとると、滅多に乗らないローカルな鉄道を使うことがたびたびで新鮮です。 砥堀駅の西側は山裾が広がり、数多くの古墳が造られています。
今回の権現山は、その播但線沿いを走る県道518号線沿いにあります。動画冒頭にあるように、ひっきりなしに通る車をみながら、こんなところに古墳がと思いましたが、おやおや、県道から一本、山裾に入ると、古くからの住宅が立ち並び、その一角に、ひっそりと眠っていました。細い路地に道標が立ち古墳へと導いてくれますが、古墳の裏側は小さな公園です。そちらからも、古墳にたどり着くことができます。つまり、公園の端に古墳が残されているということになります。動画にあるように説明板のすぐ左側に、楽々入室できる大きな開口部が待っています。長さ14mの石室は、羨道がびっくりするほど長く10mもあります。突き当りには右片袖式の一枚の鏡石が印象的な玄室が待っています。持ち送りもほとんどない、ボックス状で、畿内型と呼ばれるものです。あの長い羨道からすると、いささか小ぶりですが、石積みがとても丁寧で、それは羨道にもいえることです。全体的に端正という言葉がぴったりな石室でした。早くから開口していたこともあり出土品は確認されていません。一辺長さ30mの方墳といわれる墳丘は、遠望が効かないこともあり、そもそも封土が流失しているために、想像することはかないません。それにしても、駅からあるいても10分ほどのところに、大型の石室が破壊されることもなく残されているとは、ただただ驚きです(撮影2022年11月下旬)。


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播但線、おそらく古墳踏査を始めなければ、その名を知ることもなかったでしょう。ところが、 播但線沿いに結構数多くの古墳が眠っていることがわかり、何度か利用しています。古墳踏査の面白さの一つは、私のように基本、公共交通機関で古墳近くまで行き、歩くというスタイルをとると、滅多に乗らないローカルな鉄道を使うことがたびたびで新鮮です。 砥堀駅の西側は山裾が広がり、数多くの古墳が造られています。
今回の権現山は、その播但線沿いを走る県道518号線沿いにあります。動画冒頭にあるように、ひっきりなしに通る車をみながら、こんなところに古墳がと思いましたが、おやおや、県道から一本、山裾に入ると、古くからの住宅が立ち並び、その一角に、ひっそりと眠っていました。細い路地に道標が立ち古墳へと導いてくれますが、古墳の裏側は小さな公園です。そちらからも、古墳にたどり着くことができます。つまり、公園の端に古墳が残されているということになります。動画にあるように説明板のすぐ左側に、楽々入室できる大きな開口部が待っています。長さ14mの石室は、羨道がびっくりするほど長く10mもあります。突き当りには右片袖式の一枚の鏡石が印象的な玄室が待っています。持ち送りもほとんどない、ボックス状で、畿内型と呼ばれるものです。あの長い羨道からすると、いささか小ぶりですが、石積みがとても丁寧で、それは羨道にもいえることです。全体的に端正という言葉がぴったりな石室でした。早くから開口していたこともあり出土品は確認されていません。一辺長さ30mの方墳といわれる墳丘は、遠望が効かないこともあり、そもそも封土が流失しているために、想像することはかないません。それにしても、駅からあるいても10分ほどのところに、大型の石室が破壊されることもなく残されているとは、ただただ驚きです(撮影2022年11月下旬)。


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