後世の石像とともに残る板石のT字型石室!
平沢古墳群では、最も高いところにある1号墳、ついで2号墳。そして最後に見学したのが3号墳でしたが、紹介の順では最初になってしまいました。特段の理由はありません。それはともかく、 平沢古墳群を訪ねた時のことでいつも思い出すのは、麓にある平沢官衙遺跡のガイダンス施設の初老の男性のことです。平沢古墳群の場所を確認にバスを降りてすぐに立ち寄って聞いたのですが、全くその男性が話す言葉が理解できなかったのです。茨城訛りのためでしょうか。これはダメだと、途中で、わかったふりをしてお礼の言葉とともに会話を切り上げることにしました。訛りに差別意識はまったくありませんが、標準語を習ったはずではと思いながら別の人に聞こうと先を急ぐことにしました。古墳踏査も動画撮影前を入れれば11年を過ぎていましたが、はじめての経験でした。幸い、朝方だったこともあり、ジョギングをしている人にすぐ聞くことができ、あとは迷うことはありませんでした。もっとも、うねうねとしたつくば国際カントリークラブへの道はかなりの勾配で疲れました。
1号墳、2号墳の見学後寄った3号墳は、平沢官衙に戻る途中の道から少々入った先にありました。説明板も完備されているので迷うことはありません。一辺19mほどの方墳とのことですが、封土は流失していて、その形状はよくわかりません。3.11の影響でしょうか石室周囲は土嚢で覆われ、石室内も崩落の危険があるからでしょうかパイプで補強されています。少々、無粋ですがやむを得ません。大型の板石で造られている石室は撮影者泣かせのT字型です。羨道と前室、それに後室(玄室)からなる石室ですが、羨道、前室幅2.1mに対して、後室は幅が5.45mもあり、しかも、奥行き(長さが2.15mしかありません。後ろに下がることもできませんし、石仏様が鎮座しているので、後室に入ることもできません。どうやって撮ろうかと悩みましたが、雰囲気は伝わっているでしょうか。石室全体が板石で構築されており、石室冒頭のショットでおわかりのように、天井石もよくみえています。意外に厚さがないという印象です。重厚感に欠ける感じがするのはそのせいでしょうか(撮影2022年12月下旬)。
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平沢古墳群では、最も高いところにある1号墳、ついで2号墳。そして最後に見学したのが3号墳でしたが、紹介の順では最初になってしまいました。特段の理由はありません。それはともかく、 平沢古墳群を訪ねた時のことでいつも思い出すのは、麓にある平沢官衙遺跡のガイダンス施設の初老の男性のことです。平沢古墳群の場所を確認にバスを降りてすぐに立ち寄って聞いたのですが、全くその男性が話す言葉が理解できなかったのです。茨城訛りのためでしょうか。これはダメだと、途中で、わかったふりをしてお礼の言葉とともに会話を切り上げることにしました。訛りに差別意識はまったくありませんが、標準語を習ったはずではと思いながら別の人に聞こうと先を急ぐことにしました。古墳踏査も動画撮影前を入れれば11年を過ぎていましたが、はじめての経験でした。幸い、朝方だったこともあり、ジョギングをしている人にすぐ聞くことができ、あとは迷うことはありませんでした。もっとも、うねうねとしたつくば国際カントリークラブへの道はかなりの勾配で疲れました。
1号墳、2号墳の見学後寄った3号墳は、平沢官衙に戻る途中の道から少々入った先にありました。説明板も完備されているので迷うことはありません。一辺19mほどの方墳とのことですが、封土は流失していて、その形状はよくわかりません。3.11の影響でしょうか石室周囲は土嚢で覆われ、石室内も崩落の危険があるからでしょうかパイプで補強されています。少々、無粋ですがやむを得ません。大型の板石で造られている石室は撮影者泣かせのT字型です。羨道と前室、それに後室(玄室)からなる石室ですが、羨道、前室幅2.1mに対して、後室は幅が5.45mもあり、しかも、奥行き(長さが2.15mしかありません。後ろに下がることもできませんし、石仏様が鎮座しているので、後室に入ることもできません。どうやって撮ろうかと悩みましたが、雰囲気は伝わっているでしょうか。石室全体が板石で構築されており、石室冒頭のショットでおわかりのように、天井石もよくみえています。意外に厚さがないという印象です。重厚感に欠ける感じがするのはそのせいでしょうか(撮影2022年12月下旬)。
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