この古墳も再訪してよかったと思った1基です。はじめて訪れたのは2015年春のことでしたが、ここでいう裏側に広がるグランドでは野球の試合が行われていて、喧騒の中の見学でした。今回は天川二子塚古墳を訪問したあとにテクテクと歩きました。やや迷ったからでしょうか。到着は夕暮れ近く。ラッキーなことにほとんど人影はみえず、広がりのなかに佇む墳丘を堪能することができました。冒頭のシーンは墳丘の東南100mほどの距離からのものです。石柱が立つ表側からの墳丘もなかなかのものですが、住宅が迫り遠望はききません。肝心の古墳ですが、見慣れた前方後円墳ではなく、墳長130mの前方後方墳です。前方後方墳というと東国に偏っていると思われがちですが、決してそうではなく、畿内にも結構造られています。長さという点では、第一位が190mの天理市の西山古墳、第二位が同じく天理市の140mの波多子塚古墳、そしてこの前橋八幡山古墳です(撮影2022年4月初旬)。初回アップの際のブログはこちらです。
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