復元した価値のある見事な石室。でも・・・
上毛電鉄の吉井駅から、上野(こうずけ)三碑(山上碑、多胡碑、金井澤碑)をまわる無料バスに乗って、多胡碑へ。こちらとしてはラッキーでしたが、乗客は一人。貸し切り状態です。15分ほどで現地に到着。まずは敬意を表して多胡碑へ。文字がくっきり、はっきり残されていることに感動しました。奈良時代はじめの711年に上野国の14番目の郡として、多胡郡が造られたことを記念して造られたものだそうですが、それにしても保存状態がいいですね。山上碑よりも、文字がはっきり読み取れました。記念館に寄り、その後、公園に移築保存されている南高原1号墳へ。 すぐ大きな墳丘と思しき高まりが目に入りましたが、なにやら墳頂には四角い箱上のコンクリートが載っています。うーん。なにこれ。近づいてみると、2段築成の墳丘に南を向いた石室があり、それを保護するためにコンクリートの覆屋だということがわかりました。正直いって無粋です。せっかく、段築壁面は川原石を張り付けた葺石も復元されているにもかかわらず、台無しです。
それはともかく、入室できない石室を鉄格子の隙間からみて、びっくり。大型の砂岩製の奥壁が目に入りました。やや天井は低いですが、側壁に目を転じると左側は(奥壁からみて)奥壁よりもずっと大きな板石が置かれていました。残念ながら迎え側の右側壁は、多段積みです。大型の石材が調達できなかったのでしょうか。振り返って羨道をみると、石材は下部のみが残り(それも補充している)、天井石はすべて抜かれています。長さは全体で8mだそうで、決して大型ではありませんが、ずっと大きく感じられるのはなぜなのでしょう。おそらく復元された墳丘の出来の良さからではないでしょうか(コンクリート製の覆屋をのぞく)。冒頭に書きましたように上信電鉄吉井駅から上野三碑をまわる無料バスを利用するのが便利です(撮影2021年11月24日)。
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上毛電鉄の吉井駅から、上野(こうずけ)三碑(山上碑、多胡碑、金井澤碑)をまわる無料バスに乗って、多胡碑へ。こちらとしてはラッキーでしたが、乗客は一人。貸し切り状態です。15分ほどで現地に到着。まずは敬意を表して多胡碑へ。文字がくっきり、はっきり残されていることに感動しました。奈良時代はじめの711年に上野国の14番目の郡として、多胡郡が造られたことを記念して造られたものだそうですが、それにしても保存状態がいいですね。山上碑よりも、文字がはっきり読み取れました。記念館に寄り、その後、公園に移築保存されている南高原1号墳へ。 すぐ大きな墳丘と思しき高まりが目に入りましたが、なにやら墳頂には四角い箱上のコンクリートが載っています。うーん。なにこれ。近づいてみると、2段築成の墳丘に南を向いた石室があり、それを保護するためにコンクリートの覆屋だということがわかりました。正直いって無粋です。せっかく、段築壁面は川原石を張り付けた葺石も復元されているにもかかわらず、台無しです。
それはともかく、入室できない石室を鉄格子の隙間からみて、びっくり。大型の砂岩製の奥壁が目に入りました。やや天井は低いですが、側壁に目を転じると左側は(奥壁からみて)奥壁よりもずっと大きな板石が置かれていました。残念ながら迎え側の右側壁は、多段積みです。大型の石材が調達できなかったのでしょうか。振り返って羨道をみると、石材は下部のみが残り(それも補充している)、天井石はすべて抜かれています。長さは全体で8mだそうで、決して大型ではありませんが、ずっと大きく感じられるのはなぜなのでしょう。おそらく復元された墳丘の出来の良さからではないでしょうか(コンクリート製の覆屋をのぞく)。冒頭に書きましたように上信電鉄吉井駅から上野三碑をまわる無料バスを利用するのが便利です(撮影2021年11月24日)。
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