今回紹介する中期古墳の新木山古墳は墳長200mもある大型の前方後円墳ですが残念ながら墳丘には登れません。宮内庁が陵墓参考地としているためです。被葬者は敏達天皇皇子押坂彦人大兄皇子舒明天皇父とされています。

 この新木山古墳が属する馬見古墳群は近鉄大阪本線大和川駅から近鉄田原本線佐味田川駅まで南北に10㎞ほどの間に4C末から6Cにかけて数多くの古墳が築かれています。墳長200m超の前方後円墳が4基、100m超が6基と見るべき大型古墳が目白押しです。地図で見ると簡単そうですが大型古墳が飛び飛びに築かれているために何度か通うことに・・・。それでも全部は見切れていません。既に巣山古墳ナガレ山古墳一本松古墳、可憐な円墳三吉石塚古墳をアップしていますが、最近では巨大石室を持つ円墳、牧野古墳を紹介したところです(いずれも古墳名をクリックすれば飛べます)。この古墳の数々、宮内庁の治定は別にして当時、この地域の有力者だった葛城一族の墓であったとの見方が有力です。

 肝心の新木山古墳は動画撮影位置の図からもわかるように前方部幅が後円部径とほぼ同じ118m、高さも2m違いの17mと前方部が発達した中期古墳の特徴をよく備えています。雑木林に覆われていることとも重なって南側からは墳丘のくびれもよくみないとわかりません(造り出しもあるようです)。三吉石塚古墳の墳頂から見渡せるのが後円部です。そして雨に降られましたがため池越しに北側からの墳丘を撮ってみました。個人的には好きなショットですが、残念ながらため池は後世のもので築造時の周濠は空堀でした。アクセスは近鉄大和高田駅から竹取公園東口行で赤部駅下車し、バス停進行方向一つ目の信号を左折すると右手に墳丘が見えます。バスは一時間に一本です(撮影20151125日)。
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新木山古墳(馬見古墳群)基本データ

所在地 奈良県広陵町赤部

形状 前方後円墳 葺石 両くびれに造出し 周濠

規模 墳長200m、後円部径117m 高さ19m、前方部幅17m 高さ17m

出土品 埴輪片、勾玉、管玉等玉類(宮内庁所蔵)

史跡指定 なし

特記事項 三吉石塚古墳が新木山古墳の陪塚とされている



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