小型前方後方墳ながら朱がよく残る石室は見応え十分
2016年にアップした3本の統合版を作ろうとしましたが納得いかず今回も生の動画をはじめから編集しなおしました。以前、気が付かなかったことが色々あり面白かったです。全長5.6m、玄室長さ2.8m、幅(最大)1.8m、高さ2.2mと小型の石室で奥壁も、側壁も中型の石材を持ち送りながら積み上げています。やや穹窿式(ドーム型)の感じもします。そこに長さ1.5m、幅0.9mの組合せ式石棺が置かれています。石棺自身とても小型ですが、何しろ石室が狭いので占領している感があることはお判りいただけるかとおもいます。そして何より凄いのは朱が鮮やかに残されていることです。 全体として硬質、おそらく花崗岩で積み上げた石室は、まぐさ石以外中型です。それだけにまぐさ石の特別さがわかります。資料によれば片袖式です。動画からよくわかるとはいえません。
周辺も墳丘もよく整備されているので見学者には全体像がわかりやすいのではないでしょうか。墳丘は芝で復元されていますが、元は葺石で覆われ、埴輪もまわっていたそうです。今では動画冒頭にあるように緑がとてもまぶしいです。なお鉄剣は重要文化財に指定され園内の展示館で常設展示されています。動画のキャプションにも書きましたが石室見学は、展示館で鍵を借りる必要があります。なお一回目のブログには古墳の基本情報などもあります。こちらです。(撮影2016年5月11日)。
にほんブログ村