もっと知られてよい大型の前方後円墳
今回の前方後円墳は大阪府枚方市にある4C 後半に造られたと考えられている牧野車塚古墳です。墳長は107.5m。全国で100mを超える前方後円墳は302基しかありません。そのうちの一つですが、前期となるとさらに数は絞られます。4C後半段階の倭の状況を俯瞰できたとして、淀川沿いの台地に造られた牧野車塚古墳はどのように見えたのでしょうか。興味深いところです。築造時期については5C に入ってからの中期というのが以前の見方でしたが、最近では4C後半とされています(枚方市の文化財担当に確認)。公園として整備され墳丘が明瞭にわかる車塚古墳は都会のなかにあって静かに佇んでいました。
アクセスは京阪電鉄枚方市駅から京阪バスで北片鉾行または小倉町行で片鉾・中央図書館下車徒歩すぐです。バスは1時間に4本はあり便利です(撮影2015年1月27日)。
牧野車塚古墳基本データ
所在地 大阪府豊中市
形状 前方後円墳
規模 墳長 107.5m、後円部径54.5m 高さ8.5m、前方部幅44m 高さ5.5m
二段築成
築造時期 4C後
出土品 家形埴輪片
史跡指定 国指定
特記事項 なし
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