冬枯れの雑木林に眠る前方後方墳

天竜浜名湖鉄道の金指駅の真北3㎞ほどのところにある引佐総合公園のすぐ西隣の丘陵。google map ではさほどに感じられませんが結構な雑木林のなかに今回の北岡大塚古墳

は眠っていました。金指駅の西に通る国道257号線を北に歩けば迷うこともなかったのですが、車の多い国道は避けたいと思ったのが間違いでした。駅前の急坂をただひたすら北へ歩けば着くはずの引佐総合公園が見つからず、延々と続く九十九折の坂道を前に心が折れます。もちろん人家はとおに途絶えています。日帰りの予定だったので天浜線の時刻を気にしながら気だけが焦ります。

 ようやく動画1の冒頭の墳丘を見つけた時には本当にホッとしましたが昼間は晴れていたのに動画のできは今一つです。データを見ると午後347分。暮れも近い12月も中旬。どおりで暗いわけです。墳丘は自然保存のために前方部などかなり封土が流れていますが、約50mの長さがある人口構造物ということはよくわかります。浜松の前期古墳には数多くの前方後方墳が見られますが、今回もそのうちの一基です。ですが、よくみれば別ですが、前方後円墳と間違えるかもしれません。かろうじて後方部の角に焦点を当てた動画2で、その雰囲気を味わって頂ければと思います。動画2の最後に墳頂付近から浜名湖方面を眺めたショットを付け加えましたが標高は80mとさほど高くはありません。この丘にはその後も古墳が造られたようで標高60m付近には7C中頃に造られた後期古墳、北岡2号墳の横穴石室が残されていました。とはいえ見学もそこそこに金指駅に急いだのでした(撮影20181210日)。

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北岡大塚古墳基本データ

所在地 静岡県浜松市北区引佐町

形状 前方後方墳

規模 墳長49.5m、後方部 29.5m×29m 高さ3.2m、前方部幅23.5m 高さ2.8m

築造時期 4C

出土品 二重口縁を持つ壺形土器(土師器)等の破片多数、ガラス子玉

史跡指定 浜松市指定

特記事項 壺形土器が二重口縁をもつものだったために4C央に造られたと特定(説明板)。


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