展望台から見上げる前方後方墳


  後期の特徴ある前方後円墳に長さ17.5m(含む前庭部)と長大な石室が完存する馬越長火塚古墳(クリック)を堪能し、今日のスケジュールは終わりという気分。予定では少なくとも、北西方向にある勝山1号墳を訪ねることになっています。気分を切り替えて果樹園の間の道を進みます。
  動画の冒頭のシーンでお分かりのように、こんもりとした森が、白山神社の境内に眠る勝山1号墳です。前方後方墳と聞いていますが、それを目視で確認できるのだろうか。あの森の緑からすると下草も多いだろうし、なかなか難しいのではないだろうかなどと勝手な想像をするうちに現地に到着。 白山神社、結構大きな鳥居です。その先に、なかなか珍しいと思うのですが、古墳を見学するためのちょっとした鉄製の展望台がみえました。ずいぶんと親切です。なるほど、これは便利。裏山の尾根にへばりつく墳長44mの前方後方墳の姿が確認できます。もちろん、これで満足できない人は、足場は悪いものの、そのまま墳丘に上がれます。私の場合は、季節が春の声を聞いた頃だったためでしょうか、足元の下草は既にかなりの量で、前方後方墳の方墳部分が今一つの状態でしたが、幅の狭い前方部ははっきりと確認することができました。  長年、神社に守られたためでしょうか。今でも前方後方墳ということがわかる状態で保存されているのはなによりです(撮影2017年3月14日)。 PNG 勝山1号墳 (愛知県)(豊橋市)所在地