石棚付きのドーム型石室が圧巻の2号墳


 童男山古墳群を訪れたのは2016年の10月末のことです。今回、リニューアル版として改めて紹介する2号墳ですが、開口している複室構造の石室のスケールの大きさ、技術の高さに舌を巻きました。とりわけ、ドーム形(穹窿式)や石棚に不慣れな頃に訪問したこともあり、その素晴らしさがよくわかりませんでした。ドーム型では佐賀県の田古里古墳(クリック)や、徳島県の段の塚穴(太鼓塚古墳)(クリック)等、より天井の高いものもありますが、がっちりとした2号墳の造りは決して技術的に負けません。是非、比較してご覧ください。岩戸山古墳に眠る筑紫の君磐井に連なる一族の墓と考えれば、このスケールの大きさにも納得です。なお、旧版では2号墳と3号墳を一本の動画にまとめましたが、今回のリニューアル版ではそれぞれ1本とすることにしました。とりあえず2号墳です。それにしても、こんな近場に存在するということに驚かされます。コンビニのミニストップのある山の内交差点から北方向に400mも歩けば1号墳、今回の2号墳そして3号墳も22号墳(これだけ少々離れている)も見学可能です(撮影2016年10月26日)。旧版はこちらです(クリック)
PNG 童男山古墳群ルート 21年6月21日作成


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