桜井市で経験したちょっといい話 幾ちゃんの独り言(第49回)

 走り梅雨のようなところもあるようですが連休明けの日曜日、皆さんは如何お過ごしですか。今回は今年3月奈良県桜井市での経験したエピソードのご紹介です。既にあるメディアで公表しましたのでお気づきの方もあるかもしれません。

3月某日。桜井市の赤坂天王山古墳石室に5年ぶり3度目の潜行をと早朝桜井駅から段山神社行のバスで倉橋下車。ヘッドランプを三個も抱え撮影のことしか頭にない私は、歩き出して慌てました。田んぼの先に見えるはずの古墳のある森がない。それどころか道路の向こうは田んぼではなく住戸。どうやら暗殺された崇峻天皇陵は倉橋にあり、真の崇峻天皇の墓、赤坂天王山古墳もその近くと勘違いしたのです。

誰かに聞くしかない。運よくバス停真裏の畑でトラクターを動かす青年を見つけ声を掛けました。「赤坂天王山古墳?聞いたことないですね。崇峻天皇陵は近くだけど」とのこと。残念ですが仕方ありません。礼をいう私に「スマホ持ってないですか?google で一緒に探しましょう」との提案。恐縮する私に赤坂天王山古墳が北東2㎞ほどにあり倉橋の溜池沿いに歩けば450分で着くと教えてくれました。

予定もあり歩くほど時間的余裕はありません。やむなくタクシーを呼ぼうとすると、事情を察したのかその青年が「自分が送ります。車持ってきますから」というのです。農作業を中断させ、用事は不要不急。申し訳ないと思いつつご好意に甘えることにしました。聞けば、桜井に来た旅行者に残念な思いで帰って頂くわけにはいかないとのこと。なかなか言えない一言です。自分だったら見ず知らずの人にここまでできるかどうか考えてしまいました。納得のいく動画が撮れたことはいうまでもありません。


 

その動画、明るすぎて神秘性に欠けてしまっているというご指摘もあるかもしれません。赤坂天王山古墳(リニューアル版)(リニューアル版)(クリックしてください)。