木立の中の可憐な前方後円墳

 
 この日は幸いにして晴。東北線須賀川駅から阿武隈川を越えて漸く見つけた一枚板の奥壁が印象的な蝦夷穴古墳(クリックすれば飛べます)を見学し、さらに南に歩きました。結構、アップダウンがあります。気持ちのいい古墳踏査でしたが市野関稲荷塚古墳はなかなか見つかりません。何人かの方に声をかけ、漸く蛇行する阿武隈川を再度渡ったところにある古墳に出会えました。古墳の裏には水戸と郡山を結ぶ水郡線が走ります。キャプションに書いたように小ぶりながら手入れの行き届いた逸品でした。神社や地元の方の日ごろのご苦労の結果ではないでしょうか。墳丘の杉の木立は、今回の場合プラスの効果をもたらしている感じがします。 墳長は39mと小型の前方後円墳ですが前方部の幅が20mと後円部径を2m上回り、高さも前方部のほうがやや高く、後期古墳によくみられる前方部の発達が確認できます。くびれには稲荷神社の社殿があり、若干墳丘が削られている印象です。埋葬施設は後円部に横穴石室があると推定されています。墳丘に登っている間に、前方部下で何かを漁っている野良犬を見つけビビりました。噛まれたことがあるので苦手なんです。気づかれないようにそーっと墳丘を降り次を目指しました(撮影2019年4月23日)。PNG 一関稲荷神社古墳修正版
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