妙見山が借景の贅沢な群集墳

東山古墳群の北側にそびえる妙見山。日本庭園によくある借景の効果そのものです。今回の2号墳、3号墳の背にはどこからみても標高693mの妙見山の頂が視野に入ります。数ある群衆墳のなかでも古墳を相対化できるというビジュアル効果では、この東山古墳群は一頭地を抜いています。2号墳は1号墳の半分ほどの円墳で石室もご覧のように同じ時期に造られたにしては素朴です。3号墳は天井板が既になく奥壁と側壁のみというのが返す返すも残念です。これが完存していればさぞかし見応えがあったでしょう。入室ができない14号墳も同様の印象です。今回で東山古墳群は完結です。復元整備された1号墳(クリック)、15号墳(クリック)とともにお楽しみください(撮影2019年12月12日)。 東山古墳群と妙見山(修正版)21年4月12日
PNG 東山2号墳他(YU用)21年4月12日


にほんブログ村 歴史ブログ 考古学・原始・古墳時代へ
にほんブログ村