竹藪に眠る95基の多彩な小墳


 戸崎古墳群を訪ねたのはJR久留里線俵田駅近くに築かれた白山神社古墳浅間神社古墳と飯籠塚(いごづか)古墳、いずれも100m超の大型前方後円墳を訪ねたあとのことでした(古墳名をクリックすれば飛べます)。鬱蒼とした竹藪のなかに飯籠塚古墳の墳丘を確認したものの、いささか消化不良の気分で戸崎古墳群に向かったことを覚えています。もうずいぶん前のこと2017年12月初旬のことです。このブログ、訪ねた古墳の順にアップすればよいのですが、データが揃わず後回しになったり、そのうち忘れてしまったりと色々な事情が重なります。 今回の戸崎古墳群、全国の群集墳を結構な数訪ねていますが、95基というのはずいぶんと数が多い印象です。こぶりとはいえ前方後円墳も6基を数えます。そして、開発が進んでいなかったせいか竹やぶや木々の間に、円墳を中心とした古墳群を確認できます。4号墳のように個人のお宅にある墳丘を道路から観察できるものもあります。ただ多くが小墳めに古墳マニアでなければ素通りだと思われます。しかも計画的に保存されているわけではないので動画の最後のほうで紹介している6号墳のように開発で失われる運命の古墳も多いようです。住民の高齢化が進み相続の関係で土地を手放す方も増え、古墳も消えていくというパターンだそうです。そうした中、萬福寺境内裏にある古墳時代中期の築造と考えられる13号墳は径40m、高さ7.2mの堂々たる大型の円墳です。墳丘周囲には幅5mほどの周濠がめぐり墳頂まで急な斜面が続きます。登ってみてその斜度にびっくりしました。おそらくそれほど改変は受けていないのではないか。そんな気がしました。それにしても東京湾を越えた房総半島上総には白山神社古墳をはじめとする前期の大型前方後円墳だけではなく、その後も数多くの古墳が後期に至るまで造られていることに驚かされました。この点は、訪ねる前に寄った小櫃公民館で頂戴した「小櫃学 小櫃の三大古墳をめぐる」(2016年、小櫃公民館)の冊子で知りました。地図を含め公民館には大変お世話になりました。ありがとうございました(撮影、2017年12月7日)。
PNG 戸崎古墳群と小櫃3大古墳の位置関係
PNG 動画に登場する戸崎古墳群


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