羨道が欠けているのが惜しい!


 片岩を多用した胴張式の見事な横穴石室が残る大堺3号墳を見学したあと、人影まばらの住宅地をうろうろ。すぐに古墳とわかる盛土を見つけました。大堺2号墳です。3号墳よりはずっとこぶりの円墳です。ただ削られているせいか墳丘は痩せています。それでも動画冒頭に見るように「絵的」には荒れ果てた3号墳よりは整っていて好印象。なにやら開口部に鉄柵が。うーん。石室内には入れなさそうです。諦めて格子越しにのぞくことに。どうやら羨道部分が完全に欠落しているようで鉄柵のあるところが玄室と羨道の境目のようです。覗いてびっくり。玄室の中は3号墳には及ばないもののかなり精緻に積み上げられています。側壁の片岩による小口積み。個人的にはとても好きです。ただ、3号墳とは違ってカラフルではなくモノトーン。もう一つの違いは3号墳と違い持ち送りがほとんどなく、四角いボックス状であることです。比較用に動画の最後に大堺3号墳の石室を付け加えておきました。奥壁は2段ですが開口部側から見て左隅には立柱状の長い石が埋め込まれています。美的にはなかなかのものですが、美しさという点では大堺3号墳(クリックすれば飛べます)に軍配をあげる人のほうが多いかもしれません。個人のお宅が所有されている古墳のなかには、その横穴石室が倉庫代わり、物置代わりに使われていることがありがっかりすることも少なくありません。しかし2号墳に関しては民家の軒先といったところに位置しているにもかかわらず、丁寧に保存され物置状態にはなっていないことにホッとしました(撮影2020年10月14日)。PNG 大堺2号墳位置
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