墳長65mの前方後円墳とわかった団子山古墳


  阿武隈川が流れる福島県須賀川市には川に沿って前期から後期まで多くの古墳が築かれています。必ずしもその姿が残されているわけではありませんが、例外もあります。切石積みの美しい蝦夷穴古墳、木立の中に佇む小型の後期前方後円墳、市野関稲荷森神社古墳、いずれも見応えがあります(古墳名をクリックすれば直接飛べます)。
  今回の団子山古墳は、残念ながら当時の姿は伝わっておらず、つい最近まで径40mの円墳と思われてきました。ところが2014年以来、たびたびおこなわれてきた福島大学と須賀川市の発掘調査の結果、長さ65mの前期前方後円墳だということがわかりました。うーん、墳頂に登って前方部があったといわれる方向は水田と化し、その面影はありません。ただ、専門的にみれば大変貴重な遺構だそうです。例えば、墳頂には竪穴の埋葬施設を囲むようにして円筒埴輪がまわっていたことが確認されています。東北で前期古墳から埴輪が出土した例は非常に珍しいそうです。道すがらあちらこちらに須賀川市で有名なしだれ桜を見ることができラッキーでした。動画の頭にその様子が映っています(撮影2019年4月23日)。PNG 団子山古墳と阿武隈川
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