二つの石棺が確認できますが・・・


奈良県の平群町では西宮古墳烏土塚古墳(両古墳とも、古墳名をクリックすれば飛べます)といずれも見応えのある石室のある古墳を紹介してきましたが、今回のツボリ山古墳、一風変わった印象を受けるに違いない古墳です。平群町の古墳資料を頂戴した公民館前の新設道路を西に300メートルほど平群中学校方向に坂を登ると右手住宅街の一角に古墳はありました。円墳か方墳かわからないほどに削平されていますが驚いたのは石室開口部の鉄柵(施錠してあり出入り自由)の向こうに石棺らしきものが目に飛び込んできたことでした。近づくとさらにその奥にも石棺らしき物体が。ただ、見慣れた箱形ではありません。手前の羨道にある石棺は、底板だけ。奥の玄室にある繰り抜き式家形石棺は、半壊状態の棺身と奥壁側に立てかけられた縄掛け突起ある棺蓋だけです。うーん。思わず唸りました。西宮古墳でも烏土塚古墳でも棺とわかる箱形の形が残っていたので拍子抜けです。ただ県指定になるぐらいですから大変貴重なものであることは間違いがなさそうです。家形石棺が大きく、その割には玄室、羨道の幅が狭いために奥壁の様子がうまく撮ることができませんでしたが、石室全体の石積みは非常に丁寧である印象を受けました。動画の終わりのほうで側壁の様子を映しています(撮影201837日)。PNG tsuboriyama kofun basho zu (平群町)



にほんブログ村 歴史ブログ 考古学・原始・古墳時代へ
にほんブログ村