色づいた銀杏との対比が美しい古墳

近鉄大阪線の榛原駅から南に1㎞ほど、今回の古墳、丹切34号墳は宇陀川を挟んだ丘陵に築かれた丹切古墳群の一基です。今では奈良県立榛生(しんせい)昇陽高校の敷地内にあり、他方、その他の古墳は高校の裏山に点在しています。このように書くと簡単ですが、上り坂が続く高校近くまで歩いたものの正門にたどり着けず焦りました。いつものように次の古墳に移動するための電車の時間が決まっているからです事前に電話しておいたためか校内での手続きもスムーズ。古墳の場所まで案内して頂き感謝。由来が書かれたパンフレットもいただけました。校内片隅まで歩き、まず、目に入ったのは色鮮やかな銀杏でした。見とれていたら、古墳はそのすぐ横。円墳状で銀杏との対比が実に美しい。ところがキャプションにも書きましたが現在の形状は丘陵先端に築かれた横穴石室が開墾等の影響で切り離され、石室部分だけ封土(?)とともに独立して残されたものだそうです。なるほど、そのことは動画1のように裏山に登って見下ろすとよくわかります。肝心の石室ですが長さ4.7mほどの石室は玄室はよく残っているものの羨道は玄室との境あたりだけです。玄室は奥壁、側壁ともにこの辺りで採れる榛原石で積まれており、箱式石棺が残されています。7C初頭、終末期との境に築かれている割には素朴な印象です。盗掘のせいか出土品は鉄釘、須恵器、土師器とごくわずかのようです(撮影2019年11月20日13時43分)。

PNG tangiri 34goufun basho zu
にほんブログ村 歴史ブログ 考古学・原始・古墳時代へ
にほんブログ村