美しい柄鏡型の前期前方後円

何度か触れたと思いますが国の指定史跡でも特に重要なものは文化財保護法に基づき特別史跡と呼ばれています。古墳では20203月、国宝金錯銘鉄剣が出土したことで知られる埼玉古墳群(クリックすれば飛べます)が加わり全部で10ヵ所になりました。そのうち今回アップした83号墳は宮崎県西都市にある西都原古墳群に属しています。今回で7回目になる西都原古墳群の紹介ですが、和歌山県の岩橋千塚(いわせせんづか)古墳群(クリックすれば飛べます)、埼玉古墳群と並び、特別史跡の中でも単体の古墳ではなく、数多くの古墳が立ち並ぶ古墳群という点で共通しています。しかも広大な敷地(墓域)が古墳とともに残されており、さすが特別史跡と感心せざるを得ません。このブログで紹介してきた数々の古墳も築造当時は広大な墓域を有していたのかもしれませんが今となっては開発の波にのまれ窮屈そうに残されている古墳が大半です。

前振りが長くなりましたが83号墳、一つ前に紹介した46号墳(クリックすれば飛べます)とは一目見て姿かたちが違うことがわかります。細く長く延びた前方部が特徴で柄鏡型と呼ばれており前期古墳にしばしばみられる形式です。横から(西)から見た墳形から、後円部に比べ前方部がずっと低いことがわかります。動画2で高さ6mの後円部から2.8mの前方部に歩いているのですが、結構斜度がきつかったことを覚えています。西都原古墳群では発掘調査が行われているものもありますが、この83号墳は未着手で詳しいことはわかっていないそうです。ただし現在は芝で覆われている墳丘は築造時葺石が施されていました。想像するに同じ宮崎県宮崎市の生目古墳群の5号墳のような感じではなかったでしょうか(クリックすれば飛べます)(撮影20191026日)。
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