滑らかな奥壁にただただ感心!

 


 朝一番で同じ皆野町にある円墳大塚古墳(クリックすれば飛べます)を訪ねたところ、格子越しの見学で落胆。気を取り直して秩父鉄道を上長瀞駅まで戻り金崎古墳群を訪ねました。ここでは石室内部をじっくり見学できるところもあり漸く機嫌が直りました。その内の一基が今回の天神塚古墳です。あちらこちらに天神塚古墳はあり、つい最近も山梨市の「大迫力の天井石」と書いた天神塚古墳(クリックすれば飛べます)を紹介したばかりです。今回の皆野町の天神塚古墳も負けず劣らず印象深い石室でした。石室がほぼ完存し奥壁の白みがかった鏡石の見事なこと。昔遊んだ蝋石(ろうせき)のように表面が滑らかなのです。そして上を見上げると板石も美しく整形されており、加工されているもののやや無骨な感じのする割石積みの側壁とのコントラストが絶妙です。造った時には十分な明かりはなかったでしょうから設計者がどの程度、現在みている美しさを意図したかはわかりません。それにしても驚きです。

 石室幅と羨道幅が同じとされる無袖式のようですが、その境は今一つはっきりしません。奥壁から歩いた動画3でわかるように開口部に近づくにつれ幅が狭くなっています。石室の形式的分類も難しいですね。玄室幅1.2mに対して羨道幅0.85mとあります。墳丘は動画1の冒頭にあるようにほとんど破壊されていますが、葺石と思われる石片が散乱しており築造時を想像するには十分です。忘れられない古墳となりました(撮影日20191031
PNG 天神塚古墳 皆野町 石室超略図

PNG tenjinzuka kofun minanomachi ichi zu


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