帆立貝型前方後円墳としては墳長130mと最大


近鉄田原本線の池部駅の目の前に広がる河合町総合スポーツ公園。実に広々として四季折々の花々が楽しめる公園をそのまま南に歩くと、いつの間にか大型の古墳が点在する馬見丘陵公園に入ります。三度訪問しましたが飽きません。駅から30分ほどでしょうか。最初に見えるのがgoogle map からはみ出ている池上古墳です。ついで今回紹介する帆立貝型前方後円墳の乙女山古墳が左手にみえ、その南側にある池の向こうには前方後円墳の一本松古墳、倉塚古墳があり、その右手には復元された前方後円墳ナガレヤマ古墳の葺石が光ります、そして公園の敷地を越えたところには墳長220mの超大型の前方後円墳、巣山古墳があります(池上古墳、倉塚古墳以外は古墳名をクリックすれば飛べます)。これらの古墳は馬見古墳群の中央群として整理されていて古墳時代中期、5C中頃までに造られたと考えられています(池上古墳から巣山古墳までは1.5㎞ほど)。この中央群に加えて墳長200mを越える前方後円墳が含まれる北群、南群があるわけですから壮観です。これらの規模からして古代豪族葛城氏の墓域との見方もあるようです。

今回の乙女山古墳、墳長130mもあり帆立貝型前方後円墳としては日本最大です(第二位は群馬県太田市の女体山古墳(クリックすれば飛べます)。そのためもあるのでしょうが、いつ訪れても緑に覆われていて墳丘全体をとらえることは困難です。ようやく今回、周濠にかかる渡り土手を通って短い前方部を歩き、その形を確認しました。その後、墳頂に向かって登ってみましたが思ったよりも斜面が急なうえ、鬱蒼と生い茂った竹林に阻まれ全体を動画で捉えることは残念ながらできませんでした(撮影201843日)。

乙女山古墳基本情報

所在地 奈良県河合町

形状 帆立貝型前方後円墳

規模 墳長130m、後円部径104m 高さ14.7m、前方部幅2m 高さ3.5m、葺石、周濠あり

築造時期 5C前半

出土品 円筒埴輪、形象埴輪、滑石製模造品(勾玉、紡錘車、刀子など)

史跡指定 国指定

特記事項 帆立貝型前方後円墳としては最大規模



PNG 馬見古墳群(中央群)図

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