最も間近で観察できる天皇陵


 段の塚古墳とも呼ばれる舒明天皇陵は八角墳といわれるその墳丘の形式で知られた古墳です。仁徳天皇陵はじめ巨大な前方後円墳とは違い、山間の奥まった先に動画1で見るような森に囲まれた墳丘が迎えてくれます。適当な言葉が見つかりませんが中々に味わい深い古墳です。そして何より魅力的なのは一辺100m以上もある八角墳の載る方形壇の周りを一周することができることです。緑深い季節は別ですが、木々の間から高い墳丘を確認できます。そして、動画2で紹介しているような方形壇の前面に貼られた石がそのまま残されているのも魅力的です。前方後円墳が造られなくなった後の天皇陵や有料豪族の墓は方墳や円墳と言われていますが、八角墳が天皇陵として採用された最初の例がこの舒明陵だそうです。現地説明板にあった図を紹介します。全く規模が違うので比較の対象にはなりませんが、八角墳をイメージするのはよいと思い、これまでアップした2基を紹介します。兵庫県宝塚市の中山荘園古墳、山梨県笛吹市の経塚古墳です。併せてご覧ください(撮影2018年1月30日)。
PNG 舒明天皇陵(段ノ塚穴古墳)
PNG jomeiryou(dannotuka kofun) map
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