驚いたことに壱岐では中規模の横穴石室



博多港から高速船で壱岐島に向かうとまず最初に停泊するのが郷ノ浦港です。その郷ノ浦地区に今回の松尾古墳はあります。タクシーの運転手さんにあらかじめ訪ねる古墳を伝えてあったのが正解でした。一人ではなかなか難しかったと思いますが、アップダウンが続く道に体を任せていると目指す古墳が雑木の下にありました。円墳とわかる墳丘に横穴石室が開口しています。あとでわかったのですが羨道の開口部側壁が削られていました。

 前室と後室からなる複室構造の石室は既に紹介した笹塚古墳兵瀬古墳(クリックすれば飛べます)に比べると規模はずっと小さくなりますが、説明板によれば壱岐にある280ほどある古墳の中では中規模に属するそうです。国指定の大型石室が集中する壱岐古墳群とは地図からわかるようにだいぶ離れたところに造られた松尾古墳は12基からなる永田古墳群に属し永田1号墳とも呼ばれています(撮影2019325日)。
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