左右の袖石の位置が特徴的な1号墳

 自然石で造られた長方形の石室 幅2m、玄室長2.5mほど、高さ2mほどでしょうか。表面を滑らかにした切石加工の石室を見てきた者からするとずいぶんと荒々しく、素朴な印象を受けます。既に紹介した船戸山2号墳(クリックすれば飛べます)とは違い石棚も石障も設けられていないからかもしれません。見つけてみればどうということはないのですが2号墳から100mほどしか離れていない1号墳を探すために藪に覆われた丘陵をうろうろしてしまいました。似たような景色で方向感覚を失ってしまうのです。それでも長い羨道(天井石は欠損)の手前に散乱する巨石の向こうに開口部を見つけた時は少々感動しました。素朴だと書きましたが玄室と羨道の間にある袖石が通常みられる一枚の板石ではなく割石を積み上げて仕上げていることとも関係があるのかもしれません。手作り感が半端ではないのです。そういえば和歌山市内の岩橋千塚古墳群(クリックすれば飛べます)や大谷山22号墳(同様)でも袖石は割石を積み上げたものでした。

 もう一つ1号墳で驚いたのは左右の袖が前後にずれているのです。どのような理由によるものかわかりませんが動画2でその様子をご確認ください。動画2の最後には盗掘坑の跡が痛々しい7号墳の様子を少々加えておきました。アクセスはJR和歌山線船戸駅から南に徒歩10分。船戸山団地の裏山です(撮影20171128日)。PNG funadoyama 2gou ichi
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