復元されたとはいえ見事な石室

 庄内川を挟んで南には東谷山のふもとに広がる志段味古墳群があり既に志段味大塚古墳(クリックすれば飛べます)、白鳥塚古墳(クリックすれば飛べます)などを紹介してきました。現在の行政区分では今回の高蔵寺3号墳は春日井市、志段味古墳群は名古屋市になりますが、当時も川を挟んだ両地域はそれぞれ異なるリーダーをもつ別々の領域だったのでしょうか。

高蔵寺古墳群はかつて6基の古墳からなっていたようですが現在では今回の3号墳と半壊状態の5号墳が残るのみです。3号墳から西に1㎞ほど行ったところには墳丘が石で覆われた大留荒子古墳がありますが(クリックすれば飛べます)、両古墳群は独立していたようです。。7Cの初頭、地域の首長やその配下の有力者がこぞって円墳を築くようになり、今回の古墳もその一基と考えられます。1974年に発掘調査されそのまま復元保存されたと説明板にあります。玄室は側壁中央辺りが左右に広がる胴張を採用していることが鉄格子越しにもわかります。神奈川県川崎市の加瀬台3号墳(クリックすれば飛べます)が時期は下りますが同様の胴張式の玄室です。是非比較してご覧ください。高蔵寺3号墳の玄室は奥行2.8mと石室全体の長さに比べ結構大きく立派です。キャプションでは遠目にみる奥壁は1枚板ではないか?と書いたのですがどうやら中ぐらいの複数の石を積み塗り固めたようにもみえます。出土品は瓶、広口の壺とごくわずかだったようです。アクセスはわかりやすいです。名古屋から40分ほどJR中央本線高蔵寺駅南口出て庄内川に向かって南下します。二つ目の信号、高蔵寺駅南を越え一つ目を左折して500mほど行った右側です(高蔵寺町6丁目2-12)。(撮影20171212日)。

 




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