金環など多数の副葬品が出土した白金古墳

鹿児島県長島の小浜崎古墳群については最も高台にある鬼塚1号墳(クリックすれば飛べます)を紹介しましたが今回は西に下ったところにある白金古墳です。墳丘のある古墳、すなわち高塚古墳の南限が小浜崎古墳群ですが白金古墳を含め小型の積石塚とみられています。白金古墳は鬼塚1号墳同様に墳丘は東シナ海からの風でかろうじて石室の形がわかる姿に変貌しています。とはいえ鉄鏃、金環、銀環など多数の副葬品が出土していますし(長島町歴史民俗資料館に展示)、残された石組を眺めながら築造当時の姿を思い浮かべることは可能です。玄室奥壁は腰石の上に板石を積み重ねており、振り向くと両袖式の玄室の先には羨道があり、さらにその先には東シナ海が広がります。天井板石は1枚を残して抜き取られたようです。鬼塚1号墳でも触れましたが、被葬者はこの辺りの水運を担っていたのではないかと推察します。

なお時期はずっと遡りますが、古墳時代前期には香川県高松市で猫塚古墳(クリックすれば飛べます)など数多くの積石塚が造られました。比較してご覧ください。アクセスは鹿児島中央駅から新幹線で出水(いずみ)まで移動し天草ロマンシャトルバスで温泉センター前まで行き、そこから蔵の元方面に県道を30分ほど歩くと道沿いにはにわ象が見えます。観光用のレトロなバスには私ひとりしか乗車せず1時間の旅を楽しみました。長島に入ると車窓左手は東シナ海です。出水からの距離感は掲載の地図(google)でご覧ください(撮影2018222日)。


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