今宿古墳群で初期に造られた二基

ずいぶんとモダンなJR筑肥線の九大学研都市駅を降りた真南300mほどのところに今回の山の鼻1号墳はありました。見つけるのは容易です。続いて紹介する若八幡古墳も山の鼻1号から至近の距離にあります。

 この二基は4Cから6Cにかけて造られた13基の前方後円墳のある今宿古墳群を形成します。これまで石棺の残る5C前半の丸隈山古墳(アップすれば飛べます)、6C前半に築かれた後期古墳の墳形がよく観察できる今宿大塚古墳(アップすれば飛べます)を紹介してきましたが、今回の二基はどちらも4C前半と後半と古墳群の中では最古に位置づけられています。実は今宿古墳群では古墳史上最も重要なのは最初の横穴石室といわれる鋤崎古墳なのですが、残念ながら埋戻しされてしまっています。レプリカが福岡市立博物館で見ることができます。これらの古墳の位置を簡単に示してみました。

というように色々な時代にさほど大きくはないのですが墳長40mから80mクラスの前方後円墳が11基も築かれた今宿古墳群は、その豊富な副葬品からも被葬者の畿内との強いつながりがうかがえます。山の鼻1号墳には何も残されていませんでしたが、墳長47mの若八幡宮古墳の船形木棺からは三角縁二神二獣鏡、鉄製環頭太刀、鉄鏃、玉類など多くの副葬品が見つかっています。それにしてもバイパス建設のためとはいえ前方部がバッサリと削られ後円部も荒れたままというのは史跡保護の難しさを感じさせます。話はもとに戻りますが、史跡公園として整備された墳長37mの山の鼻1号墳は群中、最初に築かれたのではないかといわれています。発掘調査の結果葺石が確認されています。とはいえ現在の墳形はずいぶんとモダンで37mの墳長と後円部径21mを確認するといった程度に理解したほうがよさそうです。アクセス九大学研都市駅から徒歩5分、若八幡宮古墳は山の鼻1号の南にあるバイパスを挟んで南100mほどのところにあります(撮影20161227日)。





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PNG 福岡市の中の今宿古墳群
今宿古墳群位置図
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