美しい積石塚が見れるソウル
 今回は日本を離れ、倭の時代に交流が最も盛んであった朝鮮半島、百済の古墳、ソウル市のロッテワールド近くの石村洞古墳群を紹介します。二度目のアップになりますが三年前よりも情報量は増していると思います。建設途中だった高さ555mのロッテタワーを借景にした積石塚は現代と古代の融合の極致ではないでしょうか(動画1)。

規模の大きい3号墳は天理市の石上神社に伝わる国宝 七支刀(4C後半に作成)を倭に贈った近肖古王の墓(4C末か)ではないかといわれています。こぶりの4号墳、2号墳も3号墳と同じ階段式の積石塚ですが説明板によれば築造方法など微妙に異なるようです。5号墳は墳丘を葺石で覆いさらに薄く土をかぶせた葺石封土墳という珍しい古墳です。

 これら石村洞古墳群の近くのオリンピック公園内には百済の王都だったと考えられる夢村土城、風納土城の発掘が進んでおり漢城百済博物館も開館しています(残念ながらまだ訪れていません)。石村洞古墳群は最近読んだ森下章司さんの『古墳の古代史―東アジアのなかの日本』(ちくま新書、2017)の中でも紹介されています(中国、朝鮮半島と倭の墳墓との違いや共通点が豊富に紹介されていて新鮮でした)。

 高句麗の影響を受けたともいわれるこれらの階段式積石塚と既にアップしています香川県高松市の石清尾山(いわせおやま)古墳群のいくつかの積石塚古墳を比較してご覧になるのもよいのではないでしょうか。石船塚古墳猫塚古墳を(古墳名をクリックすれば飛べます)紹介しておきます。

アクセスは最近開設された地下鉄Seokchon駅から西に200mほど歩くのが最短ですが、地下鉄Jamsil駅からロッテワールドを右に見ながら古墳群のある公園まで1㎞ほど歩くのがお勧めです(撮影2017年7月25日)。
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