墳丘に登れる古墳を中心に数多くの古墳を紹介してきましたが、都市開発の影響を受け、その多くは墳丘全体を遠くから眺めることはできません。そうしたなかでいくつかの古墳は、極めてまれといえますが築造当時に近い美しい墳丘の姿がみられます。地域の方々、行政の努力、地権者の理解など好条件が重なったためだと思います。今回は東京に比較的近い3基を紹介します。宮城県名取市の雷神山古墳(中期)墳長は169m、茨城県石岡市の舟塚山古墳(中期)墳長は186m、それに山梨県 甲斐銚子塚古墳(前期) 墳長は雷神山と同じ169m。いずれも前方後円墳です。現在まで確認された墳長100m以上の前方後円墳は302基(広瀬和雄、前方後円墳の世界、岩波新書)ですので、これら3基は、その中でもかなり大型のものといえます。古墳名をクリックすれば直接ご覧になれます。是非とも現地に足を運んで、これらの美しい墳丘を確認して頂ければと思います。