後円部の一部のみ残る三角縁神獣鏡出土の古墳
 また前期古墳に戻り、今回は群馬県前橋市の前橋天神山古墳です。
  どこが古墳なんだろうか。そう思われた方も多いのではないでしょうか。実は墳長129mを誇り、埋葬施設からは三角縁神獣鏡を含む鏡5面が出土した大規模な前方後円墳だったのです。昭和40年代の区画整理で前方部は跡形もなく削られてしまいました。覆い屋がある下が主体部ですが、そこを囲むように後円部の一部が切り取られて残されているというわけです。大半の古墳が開発の名によって消滅している中、まだよい方ではないかとの指摘もあるかと思います。私は現地を訪れて、うーんと首をひねってしまいました。皆さんはどう思われるでしょうか。
 歩いて10分もかからないところには727日にアップした墳丘が完存する前橋八幡山(クリックすれば飛べます)(前方後方墳)があり、さらに30分弱歩いたところには73日にアップした二子山古墳(クリックすれば飛べます)もあります。こちらも墳丘は完存しています。三基とも100mを越す大型の前方後円墳と後方墳なのに、なぜ前橋天神山だけがと思ってしまいます。

 アクセスは八幡山古墳公園を広瀬川沿いに南東方向に下り一つ目の信号を右折し100mほど進んだ右手です。道路沿いに説明板があります(撮影2015年4月25日)。

PNG maebashitenjinyama zu

前橋天神山古墳データ

所在地 前橋市広瀬町

形状 前方後円墳(後円部の一部を除き削平)

規模 墳長129m 高さ9m、前方部幅68m 高さ7m

出土品 三角縁神獣鏡を含む銅鏡5面、武器、工具、土師器等

史跡指定 県指定

特記事項 三段築成、周堀、葺石あり


にほんブログ村 歴史ブログ 考古学・原始・古墳時代へ
にほんブログ村