今回の蛇穴山古墳は624日にアップした群馬県総社町の宝塔山古墳からわずか100mほどしか離れていません。宝塔山古墳は石室の切石が見事でしたが、ここ蛇穴山古墳の石室も、まさか1300年以上も前に造られたとは思えないほどの巧みな石材加工技術がみてとれます。同じ石工の手になるものなのでしょう。

  ただし、動画でおわかりのように一回り小さな方墳という点で共通していますが、石室自身の形状は全く違います。これまでいくつか紹介した横穴石室は長短の差はあれ羨道(被葬者の棺を納める玄室につながるトンネル状のもの)が存在していましたが、どういうわけかそれはなく、玄室がいきなり現れます。玄関の扉を開けたらいきなり居間という感じでしょうか。その代り、これも動画でおわかりのように石室前に、八の字状の空間が広がっています。



 アクセスはJR上越線群馬総社駅で下車、線路に並行して走る上毛三山パノラマ街道を南に下り総社公民館を目指してください。その真裏にあります。



蛇穴山古墳データ

所在地 群馬県前橋市総社町

形状 方墳

規模 39m 高さ5m

築造時期 7C

出土品 不明

史跡指定 国指定

特記事項 両袖型横穴石室。説明で触れたように羨道はない。

玄室は全長3.0m、幅2.57m 高さ1.8m


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