前方後円墳体制の象徴的大型墳

卑弥呼の墓であるかどうかは別にして前方後円墳としての基準墓のような位置づけの箸墓古墳は最初に取り上げるに相応しいのではないでしょうか。専門家によれば定型化した前方後円墳として最古期且つ最大規模のものだそうです(白石太一郎)
  今では美しいと思うようにはなりましたが、はじめて視野に入った箸墓古墳は南側からの遠景だったために、単なる森にしか見えませんでした。JR桜井線の三輪駅にほど近い桜井市埋蔵文化財センターに寄ったあと169号線を1キロ歩いて見つけたことを思い出します。拝所に寄り周囲をぐるっと歩きましたが、たしかに169号線を挟んで点在する纏向型前方後円墳(寺沢薫)に比べればスケールが全く違うのですね。
   周濠が後に拡張されたといわれる溜池側から見ると水面に古墳全体が映りそれは神秘的でした。三輪山が見下ろすこの地に葺石が葺かれた巨大な前方後円墳が出現した当時を想像するだけで心躍ります。でも墳丘の全体像を見ることができればよいのに。そう思うのは私だけではないような気がします。動画1のキャプションに誤りがあります。後方部ではなく前方部ですのでご注意をお願いします。また動画4の南橋は南端の間違いです(撮影日2015年4月17日)。
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箸墓古墳データ


所在地 奈良県桜井市箸中

形状 前方後円墳

築造時期 3C中頃

時期区分 前期最古期(出現期)

規模 墳長 278m 後円部径150m 高さ30m 

前方部幅 130m 高さ16m

出土品 特殊器台形埴輪・壷形埴輪

史跡指定 宮内庁治定 倭迹迹日百襲姫命大市墓 
やまとととひももそひめのみことおおいちのはか

特記事項 後円部5段・前方部4段築成 葺石




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