もやもやした気分になった2基の古墳
里1号墳(クリック)のあまりの素晴らしさに度肝を抜かれたこともあったのかもしれません。同じ宮若市の損ヶ熊古墳にはがっかりでした。墳丘はきれいに整えられてはいるものの、奥壁に線状模様が描かれているという石室は入室は不可。開口部前がハの字型に開いていてなかなかの雰囲気です。ただ若宮市に許可を求めても無理なんだそうです。文化財はその素晴らしさを公にしてこそ価値があると思うのですが・・・。 次の竹原古墳は常時現物をみることができるという点ですぐれものです。それも左右の大きな団扇の間に龍やら馬を曳く人などが描かれた奥壁をはっきりとみることができます。たまたま、見学施設の修理中で、より間近でみることができてラッキーでした。ただ、ここも撮影は禁止です。他方、装飾古墳だからやむを得ないとは思いますが、肝心の墳丘や複室構造の石室の様子がよくわからないというのは不満です。動画にあるように見学用のプレハブ小屋が邪魔をしているのです。もう少し、気の利いた施設作りができないものかなと思いました(撮影2020年2月19日)。