2017年度世界遺産推薦国内候補に決まった百舌鳥・古市古墳群。前方後円墳を墳丘の長さで上から数えてみると1位が435mの仁徳天皇陵(大仙古墳、百舌鳥)、2位が425mの応神天皇陵(誉田御廟山古墳、古市)、3位が365mの履中天皇陵(石津が丘古墳)と上位3位を独占しています。20位まででみると百舌鳥古墳群から3基、古市古墳群から4基が入っています。これらの巨大古墳が堺市、藤井寺市、羽曳野市の狭い地域にしかも5Cを中心に連続して造られていることは専門家ならずとも驚きを隠せません。

このブログでも両古墳群から巨大古墳を含む10数基を紹介してきました。現存する古墳の多さに比べれば、そのほんの一部に留まっています(たとえば古市古墳群の応神天皇陵(誉田御廟山古墳)など重要な古墳群が未アップです)。残念ながら墳丘に登れる古墳を中心に紹介するというこのブログの方針からすると、巨大古墳の大半が陵墓指定(百舌鳥古墳群では天皇陵3基、陵墓参考地2基、古市古墳群では天皇陵8基、皇后陵2基、陵墓参考地1基)のために墳丘を体感できた古墳は一部にしかすぎません。それでも、あっけにとられるような巨大さは上空から見なくとも周辺を歩くだけでわかります。少ないながら後円部、前方部と墳丘を歩きながら確認できる古墳もあります。それらの古墳からより大型の古墳を想像することは可能です。見直してみますとやはり百舌鳥古墳群の仁徳天皇陵(大仙古墳)の巨姿が印象的です。墳丘に登り後円部、前方部を観察できるという点で古市古墳群の古室山古墳も外せません。古墳名をクリックすれば当該古墳を見れます。古墳名が反転していなくても飛べます。是非ご覧ください。

百舌鳥古墳群

土師ニサンザイ古墳(百舌鳥1) 

仁徳天皇陵(百舌鳥2)

いたすけ古墳(百舌鳥3) 

履中天皇陵(百舌鳥4)


御廟山古墳(百舌鳥5)

旗塚古墳他(百舌鳥6)


古市古墳群

古室山古墳(古市1)

大鳥塚古墳(古市2)

白鳥・清寧古墳(古市3)

はざみ・野宮古墳(古市4)

墓山・野中古墳他(古市5)

津堂城山古墳(古市6)


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