今回紹介するナガレ山古墳は奈良県でも有数の古墳群として知られる馬見古墳群の中の墳長103mを数える前方後円墳です。馬見古墳群といっても古墳マニア以外にはピンとこないかもしれません。GoogleYAHOOの地図で近鉄線田原本線の池部駅を起点にして少々北に目を移すと墳長215m巨大前方後円墳の大塚山古墳(北群)があります。馬見古墳群の北群のある河合町を広陵町方面に南に下ると墳長204mの巣山古墳やナガレ山古墳が含まれる中央群があり、さらに大和高田市方面に下ると陵墓参考地墳長210mの新山古墳がある南群となります。直線距離で大塚古墳から6kmほどの間に4C 末から6Cにかけてこれだけの大きな古墳が造られ続けてきたわけですから、当時、この地域を支配した有力な豪族の墳墓であった(葛城氏一族の墓という見解もあります)ことは素人目にもわかります。



 やや前置きが長くなりましたがナガレ山古墳は馬見丘陵公園の南端にあり、5分ほど歩くと周濠の見事な巣山古墳があります。古墳は東半分が葺石を葺いて築造当時の姿に、西半分は芝を植えて墳丘を復原されています。1975年に墳丘が土取りで破壊されかけたことをきっかけに発掘調査が行われ、地元の人々の協力も得て(動画、静止画にみる埴輪作製)1997年に現在の姿になったそうです。その他、乙女山古墳(帆立貝型)はじめ数多くの古墳が並ぶ公園は見応えがあります。

 アクセスは近鉄田原本線池部駅に隣接する河合町役場横に公園の入り口方面の道があります。わかりやすく迷うことはないと思います。

PNGナガレ山カメラ




 

ナガレ山古墳データ

所在地 奈良県北葛城郡河合町佐味田字別所下

形状 前方後円墳

規模 墳長 105m 後円部径 65m 高さ8.75m 前方部幅70m 高さ6m

築造時期 5C

出土品 円筒埴輪、形象埴輪、石製模造品、石製玉類、鉄製品、土師器、須恵器等

史跡指定 国指定

特記事項 前方部と後円部に埋葬施設