後円部の先を中山道が通る地山削り出しの前方後円墳
甲山古墳(クリック)、円山古墳(未アップ)について桜庭史跡公園で訪れたのは今回の天王山古墳。他の2基が円墳だったのに対して、こちらは地山を利用した5C末から6C前半に造られたと考えられている前方後円墳です。墳長は50mしかありませんが、墳丘上に神社のような構造物がないせいかなかなか見応えがあります。 後期の前方後円墳によくみられる前方部が発達した墳丘で、墳頂に上がった時、てっきりこちらが後円部ではないかと思ったほどです。それもそのはず、後円部径25mに対して、前方部の幅も25mなのです。事前の調べで、冬でないと墳丘は草茫々でよくわからないかと聞いて訪ねた甲斐がありました。墳丘がくっきり見え、この古墳の特徴、地山を利用しているせいでしょうか、あちらこちらにかなり大きな石材(岩のようにみえる)が顔をのぞかせているのがわかります。不思議なことに前方部には長さ4.5mの石室を確認している(石材の一部が露出、自分はわからなかった)そうですが、肝心の後円部の埋葬施設は発掘調査を行っていないため、よくわかっていません。
動画冒頭で紹介しているように後円部の先に中山道(国道8号線)がみえ、古墳が築かれた際にも、その前身としての古道が通っていたはずです。時代を越えて交通の要衝であることがわかります(撮影2022年3月中旬)。
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甲山古墳(クリック)、円山古墳(未アップ)について桜庭史跡公園で訪れたのは今回の天王山古墳。他の2基が円墳だったのに対して、こちらは地山を利用した5C末から6C前半に造られたと考えられている前方後円墳です。墳長は50mしかありませんが、墳丘上に神社のような構造物がないせいかなかなか見応えがあります。 後期の前方後円墳によくみられる前方部が発達した墳丘で、墳頂に上がった時、てっきりこちらが後円部ではないかと思ったほどです。それもそのはず、後円部径25mに対して、前方部の幅も25mなのです。事前の調べで、冬でないと墳丘は草茫々でよくわからないかと聞いて訪ねた甲斐がありました。墳丘がくっきり見え、この古墳の特徴、地山を利用しているせいでしょうか、あちらこちらにかなり大きな石材(岩のようにみえる)が顔をのぞかせているのがわかります。不思議なことに前方部には長さ4.5mの石室を確認している(石材の一部が露出、自分はわからなかった)そうですが、肝心の後円部の埋葬施設は発掘調査を行っていないため、よくわかっていません。
動画冒頭で紹介しているように後円部の先に中山道(国道8号線)がみえ、古墳が築かれた際にも、その前身としての古道が通っていたはずです。時代を越えて交通の要衝であることがわかります(撮影2022年3月中旬)。
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